子どもをネットに晒すことの危険性
アメリカのマイクロソフト社が人工知能「Tay」の公開実験を始めたところ、最初は人間の会話をまねて話していたが、すぐに性差別や、他の差別的な発言をするようになり、最終的にはナチスのヒトラーをたたえるような発言さえするようになっていた。マイクロソフトは修正の必要があるとして、実験を中断した。
人工知能がネットの会話の中から学び取ったように、人間においても同じ現象は起こりうると考えられる。
そしてそれは、成長段階にある子供に顕著であろう。
彼らは情報のリテラシーが身に付いていないので、大人よりもダイレクトにネットの情報の影響を受けるだろう。
もし子供を持っていて、朝食の席で突然
「ナチス万歳!」
なんて言い出すのを聞きたくなければ、なるべくネットに触れさせないほうが無難である。