童貞はなぜキモいか?
童貞に対して、一般的にはマイナスのイメージがついてくる。
ここで、なぜ童貞がキモいかをじっくり考えてみよう。
二十歳を超えて童貞、というのは注意すべきだ。
普通の成人男性なら、それまでに異性と付き合うための機会はいくらでもあったはずであり、それにもかかわらず誰とも付き合った事がない、童貞であるというのは、その人に何らかの性格上の問題があるという事を示唆している。
思い返してもらいたいが、今まで出会った童貞はいずれもそのような節があったのではないだろうか。
完璧主義、プライドが高い、他人に否定的、潔癖症、自分勝手、利己的、陰湿、粘着質、神経質・・・
年をとって童貞という人には、このようなあまり関わり合いたくないような性格の人間が多い。
また、童貞であることがその人の自信を失わせ、性格を歪め、より陰険な人間へとしていくという、負のスパイラルに陥りやすい。
これが所謂、
「童貞をこじらせた」
状態と言える。
また、童貞はコミュニケーション能力に乏しいため、社会的なスキルにおいて遅れをとっており、出世しにくいと思われる。女性と交際するには、同性との付き合いとはまた違ったスキルが要求されるし、そのような様々な人間関係の中で、人間は成熟するのである。だから、童貞には精神的に幼稚な部分があり、現実よりも理想などを語りやすい傾向がある。
彼らは頭の中で、自分はとても論理的であり、「くだらない女に関わる男は馬鹿だ。」とさえ思っているが、そのようなねじ曲がった性格に問題があることに気付いていない。
男性が成人していく過程で、異性と付き合うには、異性に合わせて自分の悪い部分を改善していく必要がある。その過程で、自分自身を見つめなおすのである。
逆に、異性に思いもよらぬところを褒められて、今まで気づかなかった自らの長所を見つけたり、男性性に自信を付けていくのである。
このような様々な成長の種が、異性との交際の中に隠れている。
しかし、童貞は一言
「馬鹿馬鹿しい。」
で全て片付けて、逃げていってしまうのである。
以上のことから考えれば
「童貞がキモい」
のではなくて、
「童貞であり続けるに至った、その人間性」が
キモいのである。