AGMLと胃・十二指腸潰瘍とかって・・・

AGML acute gastric mucosal lesion 急性胃粘膜病変

 →急性発症(H.pylori急性感染が最多)

多発するびらん、潰瘍、発赤、浮腫

 

胃・十二指腸潰瘍

 →慢性(H.pyloriとNSAIDsが二大原因)

 

てな感じでいいのだろうか。治療法は結局、胃・十二指腸潰瘍に準じるのだから、神経質になる必要もない気がする。

 

●深さによる分類(村上分類)・・・UL ulcer

UL-1 粘膜のみ(びらん)←粘膜筋板を超えない

UL-2 粘膜下層に達する

UL-3 固有筋層に達する

UL-4 漿膜下層に達する

 

●経過による分類(内視鏡から判定)←主流

活動期 A active(A1、A2)

治癒過程期 H healing(H1、H2)

瘢痕期 S scarring(S1、S2)

 

治療は

●出血あり→内視鏡的止血術

クリッピング

エタノール局注

高張Na・エピネフリン局注

●出血なし

NSAIDs中止※中止不可能ならPPI+PG

H.pylori陽性→除菌

PPIオメプラゾール)+アモキシシリンクラリスロマイシン1週間

・失敗例にPPI+アモキシシリン+メトロニダゾール1週間

 

H.pylori陰性→PPI(もしくはH2R拮抗薬・・・)